14 その時、人々はこう言うだろう。 「ここでじっと死を待つ法はない。 さあ、城壁のある町へ行って、そこで死のう。 神様は、われわれを滅ぼすことに決め、われわれの罪と引き替えに、毒薬を盛った杯を下さったのだ。
15 平和を期待したが、平和はこなかった。 健康の回復を待ち望んだが、あるのはただ恐怖だけだ。」
16 戦争の音が北の国境から聞こえる。 全地は、恐ろしい軍隊が近づく音に震えおののく。 敵が来て、国中の町や住民を滅ぼし尽くすからだ。
17 わたしはおまえたちに、まじないのきかない毒蛇のような敵の軍隊を送り届ける。 どんな手段を講じても、彼らはおまえたちにかみついて殺す。
18 あまりの悲しみに、どうしたらよいかわかりません。 私の心はすっかり弱り果てました。
19 国中に響き渡る泣き声を聞いてください。「神様、どこにおられるのですか。 私たちを置き去りにされるのですか」と、彼らは叫びます。ところが神様は、「どうして彼らは、彫り刻んだ偶像や、外国の悪い習慣をまねて、わたしを怒らせてしまったのか」と答えるのです。
20 「刈り入れは過ぎ、夏も終わった。 それなのに、まだ救われない。」