24-25 パリサイ人(特におきてを守ることに熱心なユダヤ教の一派)から派遣された人たちは、なおも問い詰めました。 「キリストでも、エリヤでも、あの預言者でもないのなら、いったいどんな資格でバプテスマ(洗礼)を授けているのか。」
26 ヨハネは答えました。 「私はただ、水でバプテスマを授けているだけだ。 しかし、ここにいる人々の中には、あなたがたのまだ知らない方がおられる。
27 まもなく、あなたがたの間で働きを始められるだろう。 私には、その方のしもべとなる資格もないのだ。」
28 この出来事は、ヨハネがバプテスマを授けていたヨルダン川の東岸にある、ベタニヤ村で起こりました。
29 翌日のことです。 ヨハネは、イエスが来られるのを見て、言いました。 「ご覧なさい! この方こそ、世の人々の罪を取り除く神の小羊だ。
30 ああ、『まもなく、私よりはるかに偉大な方がおいでになる。 私よりずっと前からおられる方だ』と常々話していたのは、この方のことだったのだ。
31 今までは、この方だとわからなかった。 だが、私がここで水のバプテスマを授けているのは、まさにこの方を、イスラエルの人々に紹介するためだったのだ。」