4 イスラエルがわたしを捨て、この谷を恥と悪のたまり場にしたからだ。 この国民は、今の時代の者も先祖も、またユダの諸王も拝んだことのない偶像に香をたき、ここを罪のない子供たちの血で満たした。
5 バアルのために高い祭壇を築き、そこでわが子をいけにえとして焼いたのだ。 こんなことは、命じもしなければ考えもしなかったことだ。
6 だから、この谷が「トフェテ」でも「ベン・ヒノム」でもなく、「虐殺の谷」と呼ばれる日がくる。
7 わたしはユダとエルサレムの作戦計画の裏をかき、侵入して来る軍隊にここでおまえたちを殺させ、その死体をはげたかと野獣のえじきとするからだ。
8 また、わたしがエルサレムを地上から一掃するので、そこを通り過ぎる人はみな、わたしがこの町にどんなことをしたかを見て、驚きのあまり息をのむだろう。
9 敵が町を包囲するので食糧はなくなり、閉じ込められた者がわが子や友人の肉を食べるようになる。
10 さて、エレミヤよ。 連れの者が見ている前で、持って来たつぼを砕き、