13 助ける者はなく、傷口に包帯を巻く者もいない。 どんな薬も効き目がない。
14 恋人はみな、おまえを置き去りにし、二度とめんどうを見てくれない。 わたしが、まるで敵ででもあるかのように、おまえをひどく傷つけたからだ。 血も涙もない敵のように、容赦なく痛めつけた。 おまえの罪があまりにも多く、とががあまりにも大きかったからだ。
15 なぜ抗議するのか。 当然の刑罰ではないか。 おまえの罪は目もあてられないほど醜いので、悲しみはいつまでも終わらない。 こんなにも懲らしめるのは、おまえのとがが途方もなく大きいからだ。
16 だがいつか必ず、おまえを滅ぼす者はみな滅ぼされ、おまえの敵はみな奴隷となる。 おまえから略奪する者は略奪され、おまえを攻撃する者は、逆に攻撃される。
17 わたしはおまえの傷を治し、元の健康体にする。 今は、おまえは「捨てられた者」「だれも欲しがらないエルサレム」と呼ばれている。
18 しかし、神様は約束なさいます。 わたしがおまえたちを捕虜になっていた地から連れ帰り、元の状態に戻す時、エルサレムは廃墟の上に再建される。 宮殿は以前のように建て直され、
19 町には喜びと感謝の声があふれる。 わたしの国民は増え、名誉ある偉大な国民となる。