2 「これからは今月がユダヤの一月(太陽暦の三月中旬から四月中旬)、暦の中で一番たいせつな月となる。
3-4 そこで、イスラエル人全員にこう布告しなさい。 毎年この月の十日に、家族ごとに子羊を一頭用意しなければならない。 家族が小人数の時は、近所の小人数の家族と分け合ってもよい。 家族の人数によってどうするか決めるのだ。
5 用意するのは羊か山羊の一歳の雄で、傷のないものでなければならない。
6 まず、この月の十四日の夕方に子羊を殺す。
7 次に、その血を家々の戸口の両わきの柱とかもいに塗る。 血は、その家で食べる子羊のものを使うこと。
8 その夜は家族全員で、丸焼きにした子羊の肉を、イースト菌抜きのパン、苦味のある野草といっしょに食べなければならない。
9 肉は生で食べたり煮たりするのではなく、必ず焼くこと。 頭、足、心臓、肝臓もつけたまま丸焼きにするのだ。