17 アブラハムの召使はさっそく走り寄り、水を飲ませてくれと頼みました。
18 「どうぞ、どうぞ」と、彼女はすぐに水がめを下ろしましたが、彼が飲み終わるのを見はからって、
19 こう言いました。 「そうそう、らくだにもたっぷり飲ませてあげましょうね。」
20 彼女は水を水槽にあけると、また小走りでくみに行き、
21 らくだに飲ませるのでした。 召使は無言のまま、じっと彼女のかいがいしい仕事ぶりを見守っています。 はたして彼女が捜していた女なのかどうか、見きわめなければなりません。
22 そこで、らくだが水を飲み終わる頃合に、七グラムの金のイヤリングと百四十グラムの金の腕輪を二つ、彼女に与えました。
23 「つかぬことを伺いますが、お父様のお名前は何とおっしゃるのですか。 それに、できれば、今夜お宅に泊めていただくわけには、まいりませんでしょうか。」