創世記 24:49-55 JLB

49 とまあ、こういうわけなのです。 いかがなものでしょう。 率直にお気持ちをおっしゃっていただけないでしょうか。 主人の願いをお聞き届けいただければ、願ってもないことです。 いずれにしましても、ご返事をいただかないことには、どうしようもありません。」

50  ラバンとベトエルは答えました。 「確かに、神様のお引き合わせに違いありませんな。 とすれば、お断わりするわけにもまいりますまい。 

51 どうぞ娘を連れて行ってください。 神様のおぼし召しどおり、ご主人の息子さんの嫁にしてください。」

52  この答えを聞くと、アブラハムの召使はひざまずいて神様を礼拝しました。 

53 それから、純金や純銀の台にはめ込んだ宝石や美しい衣装を取り出して、リベカに与え、母親と兄にも、たくさんのすばらしい贈り物をしたのです。 

54 やっと一段落ついたところで夕食をとり、その晩、老召使は供の者たちといっしょに泊まりました。 そして明くる朝はやく、彼は言いました。 「どうもお世話になりました。そうゆっくりもできませんので、主人のところへ帰らせていただきたいのですが。」

55  「それはまた急なお話で……。 せめて十日かそこらはよろしいではありませんか。 リベカもいろいろ準備があることですし。 これから先、もう会えないかもしれません。 ゆっくり名残を惜しんでからにしていただくわけには、まいりますまいか。」 母親と兄は、なんとか引き止めようというのです。