1 イサクは年をとり、目がほとんど見えなくなりました。 そんなある日、長男のエサウを呼んだのです。「エサウかい?」「はい。 何ですか、お父さん。」
2-4 「わしももう年だ。 いつお迎えが来るかわからない。 これから鹿を捕って来てくれないか。 わしの好きな鹿肉料理、知ってるな。 あの、実にうまい、何とも言えない味のやつだ。 あれを作って持って来てくれ。 死ぬ前に、長男のおまえを祝福したいのだ。」
5 ところが、二人の話をリベカが盗み聞きしていたのです。
6-7 エサウが鹿を捕りに出かけてしまうと、彼女はヤコブを呼び、一部始終を話しました。