コロサイ人への手紙 2:14-20-21 JLB

14 あなたがたに不利な証書――神のおきてに違反したことを記す明細書――を、塗りつぶしてしまわれたからです。 この罪の明細書は、キリスト様の十字架に釘づけにされて、無効となったのです。 

15 こうして神様は、罪を犯したあなたがたを責め立てる、サタンの力をくじかれました。 そして、十字架上でのキリスト様の勝利を、公然と示されたのです。 この十字架によって、罪はすべて取り除かれました。

16 そういうわけですから、あなたがたは、食べ物や飲み物のことで、あるいはユダヤ教の祭り、新月の儀式、安息日などを守らない、などという問題で、人からとやかく言われてはなりません。 

17 というのは、これらの取り決めは、キリスト様が来られる前にだけ有効であった、一時的な規則にすぎないからです。 つまり、本体――キリストご自身――の影でしかなかったのです。 

18 御使いを礼拝すべきだと言われて拒否する時、「今に罰があたるぞ」などと、相手に言わせてはなりません。 彼らは、幻を見たと言って、正当性を主張します。 この高慢な人々〔しかし、謙そんだと自認しているのですが〕は、実に想像をたくましくしているのです。 

19 けれども彼らは、キリスト様につながっていません。 しかし、キリスト様の体を構成する私たちはみな、キリスト様を頭として結びついています。 というのは、私たちは、キリスト様の強力な筋肉によって、互いにしっかり結び合わされており、神様から養分と力とをいただく時にのみ、成長するからです。

20-21 言わばキリスト様と共に死んだあなたがたは、「善行をし、さまざまな規則を守ることによって救われる」というような、この世の考えから解放されたのです。 それならなぜ、「あれは食べるな、なめるな、さわってもいけない」などという規則にいつまでも縛られ、結局、この世の考えに従う生活を続けているのですか。