テトスヘの手紙 1:7-13 JLB

7 牧師は神様に仕える者ですから、だれからも非難されない人であるべきです。 高慢な人、短気な人、大酒飲み、けんか好き、金銭欲の強い人に、その資格はありません。 

8 心から客をもてなし、善意にあふれ、考え深く、だれにでも公平で、良識ある、きよらかな心の持ち主でなければならないのです。 

9 また、教えられた真理にしっかりと立つ、信仰の強い人であることも大切な条件です。 なぜなら、彼らの使命は、人々に真理を教え、反対する者に、その誤りを、はっきり指摘することにあるからです。

10 こう言うのは、真理に従わない人が大ぜいいるからです。 特に、「クリスチャンはみな、ユダヤ人のおきてを守るべきだ」と主張する連中は、その代表的な例だと言えます。 これはまた、なんとばかげた議論でしょう。 彼らは、人の目をくらませて、真理を見いだすのを阻むのです。 

11 そんな議論は、直ちにやめさせなさい。 おかげで、すでに何家族かが、神様の恵みから離れてしまいました。 そんなことを教える連中の目当ては、一にも二にも金もうけです。 

12 彼らのことを、同じクレテ出身の預言者は、いみじくもこう言いました。 「クレテ人はみな、うそつきで悪いけだもの。 なまけ者で食いしんぼう。」 

13 まさにそのとおりです。 ですから、人々を甘やかさず、その信仰を強めるように、びしびし教育しなさい。