1 クリスチャンである奴隷は、主人を心から尊敬して、一生懸命働きなさい。 キリスト様に従う者となりながら、怠け者だと非難されてはなりません。 そんなことで、神様の名と教えとが笑いものにされてはたまりませんから。
2 主人が、たまたまクリスチャンの場合でも、それをいいことに気をゆるめたりせず、むしろ、いっそう熱心に働きなさい。 その結果、益を受けるのは、信仰を同じくする、あなたの兄弟なのですから。テモテよ。 すべての人にこれらの真理をよく教え、心から従うように勧めなさい。
3 中には、これらを無視する人がいるかもしれません。 しかしこれは、主イエス・キリストの健全な教えであり、神様を敬う生活の、基礎となるものです。
4 違った教えを広める人がいれば、それは高慢のなせるわざであり、自分の無知をさらけ出す行為だとみなしなさい。 つまり、キリスト様のことばをいい加減に解釈し、ねたみや怒りにかられて議論を果てしなく続け、その結果、悪口や非難、不信感のとりこになるのです。
5 こうして議論に明け暮れ、心が罪にゆがんでいる人は、真理をどう表現すればよいのか知りません。 彼らにとって、真理とは、金もうけの手段にすぎないのです。 そんな人から遠ざかりなさい。
6 ほんとうの金持ちになりたいと思いますか。 もし今、幸福で、心が満ち足りているなら、あなたはすでに金持ちなのです。
7 私たちは、一円たりとも身につけてこの世に生まれたわけではありません。 また、この世を去る時にも、一円も持って行けません。