1 こう書くと、あなたは「なんてひどい連中だろう」と言うかもしれません。 しかし、ちょっと待ってください。 あなただって、悪いことにかけては五十歩百歩ではありませんか。 「そんな悪い連中が罰を受けるのは当然だ」ときめつける時、ほかでもない自分自身にそう言っているのです。 あなただって、同じことをしているのですから。
2 そういうことをする人には一人残らず、神様は、正義をもって罰をお下しになることを、私たちは知っています。
3 それなのに、あなたは、「ほかの人の場合はいざしらず、私の場合は別だ。神様は見逃してくださる」と、たかをくくっているのですか。
4 神様がどれだけ忍耐しておられるか、わからないのですか。 それとも、そんなことは気にもかけないのですか。 神様があなたを罰しもせず、長いあいだ待っていてくださったのは、罪から離れるのに必要な時間を与えるためでした。 それがわからないのですか。 神様のやさしい思いやりは、あなたを悔い改めに導くためのものです。
5 ところが、どうでしょう。 あなたは耳を貸そうともしません。 強情をはり、罪から離れようともしません。 こうして、恐ろしい刑罰をどんどん積み上げているのです。 なぜなら、神様が裁判官として立ち、すべての人を正しくさばかれる、御怒りの日が近づいているからです。
6 神様は、一人一人に、その行ないにふさわしい報いをお与えになります。
7 神様の喜ばれることを忍耐強く行ない、目には見えなくても、神様が与えようとしておられる栄光と栄誉と永遠のいのちとを求める人には、それが与えられるのです。