サムエル記上 2:10-17 JLB

10  神様に手向かう者は打ちのめされます。天からその人めがけて雷鳴がとどろくのです。神様は地上をくまなくさばき、ご自分が特別に選んだ王にずば抜けた力を授け、油注がれた者にすばらしい栄誉をお与えになるのです。」

11  エルカナとハンナは、サムエルを残してラマへ帰りました。 幼いサムエルは神様に仕える者となり、祭司エリを助けました。

12  ところで、エリの息子たちは、神様をないがしろにする、ならず者でした。 

13-14 いけにえをささげている人を見ると、必ず召使を一人やるのです。 そして、いけにえの動物の肉が煮えていると、その召使が三つ又の肉刺しを大なべの中に突き刺し、この分はみなエリの息子のものだと宣告したのです。 彼らは、いけにえをささげて神様を礼拝する、シロ詣でのイスラエル人相手に、だれかれの区別なく、こんな態度をとっていました。 

15 時には、祭壇で脂肪を焼く儀式が行なわれないうちから、例の召使をやって、生の肉をよこせと言うことがありました。 焼き肉にして食べるためです。

16  いけにえをささげている人が、「いくらでもお取りになってけっこうです。 しかし、まず〔おきてどおり〕脂肪をすっかり焼いてしまわなければなりません」と答えると、使いの者はこう言い返すのでした。「いや、たった今ほしいんだ。 つべこべ言うなら、腕ずくでももらうぞ。」

17  こんなふうに、この若い連中は、神様の前に非常に大きな罪を犯したのです。 人々が神様にささげた物を踏みにじるようなまねをしたからです。