33 そのことは、すぐ実現した。 余は宮殿から追われ、牛のように草を食べ、体は露でぬれ、髪の毛はわしの羽のように長くなり、爪は鳥の爪のようになったのだ。
34 七年目の終わりに、余は天を見上げた。 すると、正気に戻ったので、いと高き神様を賛美し、礼拝した。 そして、永遠に生きておられる方、その御国の支配が代々限りなく続くお方を、心からほめたたえた。
35 神様に比べれば、地上の人間はみな無に等しい。 神様は、天の御使いたちの中にあっても、地上に住む人々の中にあっても、最善と思われることを行なってくださる。 それに対して、「どうして、こんなことをなさるのですか」と言って、神様に挑戦したり、神様をとどめたりはできない。
36 正気に戻った時、余の名誉も、光栄も、王国も戻って来た。 参議官も役人も戻って来てくれたので、余は以前にもまさる栄誉に包まれ、王位を確立することができたのだ。
37 ここに今、余は、そのなされることがすべて正しく善である方、すべての者をおさばきになる方、天の王を賛美し、ほめたたえる。 そのお方は、思い上がって歩む者を手玉に取り、ちりの中に押し込めてしまわれるのだ