1 さあ、エルサレムに警報を鳴らせ。 わたしの聖なる山に警告のラッパを響かせよ。 すべての者よ、恐れおののけ。 神のさばきの日が近づいているからだ。
2 陰うつな暗やみの日。 暗雲の重くたれこめた日。 なんという大軍か。 山々を夜のようにおおい尽くしている。 なんと強大な国民か。 このような国民は、世界が始まって以来、見たこともないし、これから見ることもないだろう。
3 その行く先々には火の手が上がり、回りにも広がる。 前には、エデンの園のように美しい地が横たわっているが、彼らはそれを根こそぎ破壊してしまう。
4 まるで小馬のように、ぐるぐる駆け回る。
5 山々のいただきを跳びはねる様子を見よ。 そのざわめきに耳を傾けよ。 まるで戦車の押し寄せる響き、野原をなめ尽くす炎の音のようだ。 また、戦場に突入する強大な軍隊のようでもある。
6 迎える国民は、恐怖のあまり青ざめる。
7 その兵士は歩兵のように突撃し、えり抜きの精兵のように城壁をよじ登る。 列を乱すことなく、まっすぐに進む。