6 王は、はっきり悪いとわかっていることをして、父ダビデのように神様に従うことを、拒んだのです。
7 王はまた、モアブの下劣な神ケモシュと、アモン人の凶悪な神モレクのために、エルサレムの東の谷を越えたオリーブ山の上に、それぞれ礼拝所を建てました。
8 また外国人の妻たちにも、それぞれの神々に香をたき、いけにえをささげられるようにと、多くの礼拝所を建ててやりました。
9-10 それを見て、神様は考えを変えました。 ご自分から離れた王を、激しく怒ったのです。 神様は二度も王に姿を現わして、ほかの神々を拝むような罪を犯してはならないと警告したのに、王は耳を貸そうとしませんでした。
11 そこで神様は、王に宣告なさいました。「おまえはわたしの契約を破り、わたしの教えを捨てたので、おまえとおまえの一族から王国を奪い返し、ほかの者に与えることにする。
12-13 だが、おまえの父ダビデに免じて、おまえが生きている間は、そうはしない。 おまえの息子から王国を取り上げる。 ただし、ダビデのために、また、わたしが選んだ町エルサレムのために、おまえの息子を一つの部族だけの王にしてやろう。」
14 こうして神様は、エドム人ハダデが勢力を増すようになさいました。 ハダデはエドム王家の子孫だったので、ソロモン王も神経を使うようになりました。