列王紀上 5:6-12 JLB

6 どうか、この計画に力を貸してください。 きこりをやり、レバノンの山から杉を切り出させてください。 私の部下もいっしょに働かせましょう。 そちらの労働者には、お望みどおりの賃金を払います。 ご存じのように、イスラエルには、お国のような腕ききのきこりはいないのです。」

7  ヒラム王は、申し出を受けて、たいそう喜びました。 「あのダビデ王に、おびただしいイスラエル民族を治める、知恵に満ちた息子を授けられた神様は、ほんとうにすばらしいお方だ!」 

8 快く承知する旨をソロモンに伝えたことは、言うまでもありません。 「お申し出のこと、よくわかりました。 材木のことなら、お任せください。 レバノン杉でも、糸杉でも、ご用立ていたします。 

9 私の部下が、レバノンの山から切り出した丸太を地中海まで運び、それをいかだに組み、海岸づたいに、ご指定の場所まで運ぶようにします。 それからいかだを解き、材木をお渡しいたしましょう。 代金は食糧で払ってください。」

10  こうしてヒラム王は、ソロモン王のために、レバノン杉と糸杉の木材を必要なだけ用立てました。 

11 そのお返しとして、ソロモンはヒラムに、宮廷用の食糧として、毎年、小麦七百二十万リットル、上質のオリーブ油七千二百リットルを送りました。 

12 このように、神様は約束どおり、ソロモンに特別すぐれた知恵をお与えになったので、ヒラムとソロモンは平和協定を結びました。