5 どの入口も窓も、四角の枠でできていました。
6 ほかに「柱の間」と呼ばれる、長さ二十五メートル、幅十五メートルの部屋がありました。 その前には、ひさしのついた玄関がありました。
7 それから、王が訴訟を聞くための、「玉座の間」とも「さばきの間」とも呼ばれる部屋がありました。 ここは、床から天井まで、部屋全体を杉材で張り巡らしました。
8 この部屋のうしろにある庭を取り囲むようにして、同じく杉材を張り巡らした、王の住まいがありました。 またソロモンは、妻としたエジプト王の娘のために、自分のと同じ大きさの住まいを、宮殿の中に建てました。
9 建物はすべて、寸法どおりに切り取られた、大きくて高価な石で造られました。
10 土台の石は、四メートルから五メートルもあったのです。
11 塀に使った大きな石も、寸法どおりに切り取られ、上にはレバノン杉の角材を使いました。