ガラテヤ人への手紙 2:14-20 JLB

14 私はそれを見て、彼らが自分の信じていることに対して不誠実であり、福音の真理に従っていないことを知りました。 そこで、皆の面前で、ペテロに言ったのです。 「あなたは生まれながらのユダヤ人なのに、もうずっと前から、ユダヤ教のおきてに束縛されないで生きてきたではありませんか。 そのくせ、どうして急に、ここの外国人にそれを守らせようとするんですか。 

15 もちろんあなたも私も、生まれながらのユダヤ人で、外国人のような罪人ではありません。

16 けれども、私たちユダヤ人クリスチャンだって、ユダヤ教のおきてを守ることによって、神様の前で正しい者と認められたのではなく、ただ、罪を取り除いてくださるキリスト・イエスを信じる信仰によってのみ、認められたのではありませんか。 だからこそ、私たちもキリスト・イエスを信じたのです。 それは、おきてによってではなく、信仰によって、神様に認められるためです。 おきてを守って救われる人など、一人もいないのですから。」

17 しかし、もし、キリスト様の救いを信じた私たちに、あとになって、それはまちがいだった、やっぱり割礼を受け、ユダヤ教のおきてもみな守らなければ救われない、とわかったとしたら、どうなるでしょうか。 キリスト様を信じたおかげで、さんざんな目に会ったことになるわけです。 しかし、私たちの主に関するかぎり、そんなことは、絶対にありえないのです。 

18 もし、前に打ちこわした方法――ユダヤ教のおきてを守ることで救われようとする方法――をもう一度打ち建てようとするなら、むしろ、それこそ罪なのです。 

19 というのは、おきてに従おうと努力しても――それは失敗以外にないのです――神様の恵みは決して受けられないことが、聖書を読んでわかったからです。 キリスト様を信じてはじめて、神様に受け入れられることが、はっきりわかったのです。

20 私はキリスト様と共に十字架につけられました。 もはや、私自身が生きているのではありません。 キリスト様が、私のうちに生きておられるのです。 私のためにご自身をささげてくださった神の子を信じた結果、今、私の体のうちには、ほんとうのいのちが与えられています。