コリント人への第二の手紙 12:2-3-9 JLB

2-3 十四年前、私は天に引き上げられました。 肉体のままか、それとも霊だけがか、なんてことは、聞かないでください。 私にはわからないのです。 答えられるのは、神様お一人です。 しかしいずれにしても、私はパラダイスに引き上げられたのです。 

4 そこで、人間にはとうてい表現できない、驚くべきことを耳にしました。 〔とにかく、その内容を人に話すことは、禁じられています。〕 

5 こんな経験こそ、自慢するに値します。 しかし、自慢しようとは思いません。 私が誇ろうとしているのは、自分の弱さと、そして、こんなに弱い私を、ご自分の栄光のために使ってくださる、神様の偉大さだけです。 

6 私には誇るべきことが、たくさんあるのですから、たとい誇っても、愚か者にはならないでしょう。 しかし私は、だれにも、私の生活やことばから実際に見聞きする以上に、買いかぶってほしくないのです。

7 このことも、つけ加えておきましょう。 この経験があまりにすばらしかったので、神様は、私が高ぶってはいけないと心を配られました。 それで、肉体に一つのとげを与えられたのです。 それは、高慢にならないように、苦痛を与え、悩ますための、サタンの使いです。 

8 私は、もとどおりに回復させてくださいと、三度も神様にお願いしました。

9 そのつど返ってくる答えは、こうでした。 「いや、治すまい。 しかし、わたしはあなたと共にいる。 それで十分ではないか。 わたしの力は弱い人にこそ、最もよく現われるのだから。」 今では、私は、自分の弱さを喜んで誇ります。 力や才能を見せびらかすのではなく、喜んでキリスト様の力の生き証人になりたいのです。