コリント人への第二の手紙 3:9-15 JLB

9 死に通じる計画にも栄光があったのなら、人々を神様との正しい関係に導く計画には、なおさら、栄光が満ちあふれるのです。 

10 事実、モーセの顔の最初の栄光は、新しい契約の圧倒的な栄光に比べたら、取るに足りないものです。 

11 もし消え去ってゆく古い方法にも、天の栄光が満ちていたとすれば、私たちの救いのために立てられた神様の新しい計画には、はるかにまさった栄光があるはずです。 それは永遠に続くものだからです。

12 この新しい栄光は、決して消え去らないと確信しているので、私たちはきわめて大胆に語れるのです。 

13 そして、モーセのように、栄光の消えていく様子をイスラエルの人々から隠すため、顔に覆いをかけたりはしません。

14 覆いがかけられたのは、モーセの顔だけではありません。 イスラエルの人々の思いや、理解力も、覆われたのです。 今でも、聖書が朗読される時、ユダヤ人の心と思いには、厚い覆いがかかっているように思えます。 というのは、聖書のほんとうの意味を知ることも、理解することもできないからです。 この覆いは、キリスト様を信じてはじめて、取り除かれるのです。 

15 確かに、今日でも、彼らがモーセの書を朗読する時、その心には覆いがかかったままです。 それで、「十戒」に従うことこそ救われる道だ、と考えているのです。