ペテロの第二の手紙 2:17-22 JLB

17 このような偽教師は、干上がった泉のように、何の役にも立ちません。 口約束を重ねるばかりで、何一つ実行しようとしないのです。 まるで嵐に吹き飛ばされる雲のように、少しも落ち着きがありません。 その行く手に待ちかまえているのは、暗やみにおおわれた、永遠の落とし穴です。 

18 彼らは臆面もなく、自分の罪と誘惑の手柄話を語ります。 つまり、肉欲をえさにして、やっとの思いで罪の生活から足を洗った人たちを、もう一度、罪へ誘い込もうとしているのです。

19 彼らはこう言います。 「善人になったからって、救われるもんじゃないんだよ。 それなら、いっそのこと、悪いことをしたほうが、ましじゃないか。 やりたいことは、やればいい。それが自由というもんだ。」しかし、このように、おきてからの「自由」を教えながら、実は自分が、罪と滅びの奴隷になっているのです。 何かに支配された人は、その奴隷です。 

20 主であり、救い主であるイエス・キリストについて学び、この世の悪い生活から、いったん足を洗った人が、またもとの罪の生活に舞い戻り、その奴隷になるなら、その状態は以前より、もっと悪くなるでしょう。 

21 キリスト様を知ったあとで、目の前のきよい戒めに背を向けるくらいなら、キリスト様について何にも知らなかったほうが、はるかにましです。 

22 古いことわざに、「犬は自分が吐いた物をなめ、豚はいくら洗ってやっても、どろの中をころげ回る」というのがありますが、まさに罪の生活に舞い戻る人々に、ぴったりのことばではありませんか。