ヨハネの黙示録 13:11-17 JLB

11 さて、私の目に、もう一匹、奇怪な獣が地からのぼって来る姿が映りました。 小羊のように二本の小さな角をつけていましたが、その声は、竜のようにすごみを帯びていました。 

12 この獣は、あの致命傷が治った獣の権威をそっくり行使して、全世界の人に、むりやり、その獣を礼拝させました。 

13 また、多くの人の目の前で、燃える火を天から降らせるといった不思議な奇蹟を行ない、あっと言わせたりしました。 

14 こうして、地上のすべての人々をだましたのです。 このような不思議なわざができたのは、最初の獣のうしろだてがあったからです。 それでこの獣は、全世界の人々に、致命傷を負いながらも生き返った、最初の獣の大きな像を作れ、と命令しました。 

15 出来上がった像に、この獣が息を吹き込むと、像は、しゃべることさえ、できるようになりました。 するとその像は、自分を拝まない者は一人残らず殺してしまえ、と命令しました。

16 また獣は、大きい者にも小さい者にも、金持ちにも貧乏人にも、奴隷にも自由人にも、片っぱしから右手か額に、いれずみを彫らせました。 

17 つまり、獣の名か、あるいは、その名を意味する数字を彫らせ、そのマークがなければ、仕事につくことも、店で買物をすることも、できないようにしたのです。