2 世の王たちは、この女とみだらな関係を結び、世界中の人々が、この女の不正のぶどう酒に酔いしれました。」
3 そして御使いは、私を幻の中で荒野へ連れて行きました。 そこには、赤い獣にまたがる一人の女の姿がありました。 その獣には七つの頭と十本の角があり、体中に、神様を冒涜することばが書き込まれていました。
4 女は紫と赤の服をまとい、金や宝石や真珠の、きらびやかな飾りを身につけていました。 また、みだらな行為であふれた、金の杯を抱えていました。
5 そして、額には「世界中のみだらな女と偶像礼拝者の母、大いなるバビロン」という、なぞめいたことばが刻まれていたのです。
6 彼女は血に酔っているようでした。 しかもその血は、彼女が殺したクリスチャンの血だったので、私は背筋が凍りつく思いでした。
7 すると御使いが、こう語りかけました。 「なぜ、そんなに驚いているのですか。 この女と獣の正体を教えましょう。
8 この獣は、昔は生きていましたが、今はいません。 しかし、やがて底なしの穴から現われて、永遠の滅びに突っ走るでしょう。 地上に住む人々のうち、世の初めから、いのちの書に名前が書かれていない人は、その絶滅したと思われていた獣が、もう一度姿を現わすのを見て、血の気を失うほど驚くでしょう。