ローマ人への手紙 3:6-12 JLB

6 とんでもない! 罪を見過ごすような神様があるでしょうか。 そんなことで、神様はどうして人をさばけるでしょう。 

7 たとえば、もし、私がうそをついたとします。 それと対照的に神の真実がはっきりと際立ち、私の不真実が、かえって神様の栄光を輝かすとしたら、神様は私を罪人としてさばき、有罪の判決を下すことなどできなくなってしまいます。 

8 このような論理を突きつめてゆくと、最後には、「私たちが悪ければ悪いほど、神様には好都合だ」ということになってしまいます。 しかし、こんなことを言う人がきびしく罰せられるのは当然です。 ところが、事もあろうに、私がそのように説教していると言いはる人々がいるのです。

9 それでは、私たちユダヤ人は、ほかの人々よりすぐれているのでしょうか。 いいえ、絶対にそんなことはありません。 すでに指摘したように、ユダヤ人であろうと外国人であろうと、みな同様に罪人です。 

10 旧約聖書に、次のように書いてあるとおりです。「正しい人は一人もいない。罪のない人は世界中に一人もいない。

11 真実に神の道に従って歩んだ人はかつて一人もいない。そうしたいと心から願った人さえいない。

12 すべての人が道を踏みはずし、みな、まちがった方向に進んで行った。正しいことをずっと行なってきた人はどこにもいない。 一人もいない。」