ローマ人への手紙 5:7-13 JLB

7 たとい私たちが良い人間であったとしても、だれかが自分のために死んでくれるなどとは、考えてもみなかったでしょう。 もちろん、そういう可能性が全然ないわけではありませんが。 

8 しかし、私たちがまだ罪人であった時に、神様はキリスト様を遣わしてくださいました。 そのキリスト様が私たちのために死んだことにより、神様は私たちに、大きな愛を示してくださったのです。 

9 キリスト様は、罪人のために、血さえ流してくださったのですから、神様が私たちを無罪と宣言した今は、もっとすばらしいことをしてくださるに違いありません。 今やキリスト様は、やがて来る神様の怒りから、完全に救い出してくださるのです。 

10 私たちが神様の敵であった時に、神のひとり息子の死によって、神様のもとに連れ戻されたくらいですから、私たちが神様の友となり、神様が私たちのうちに生きておられる今、どんなにすばらしい祝福が備えられていることでしょう。

11 今や私たちは、神様との驚くべき新しい関係を心から喜んでいます。 それはただ、主イエス・キリストが私たちの罪のために死んで成し遂げてくださったこと、すなわち、私たちを神様の友としてくださったことのおかげなのです。

12 アダムが罪を犯した時、罪は全世界に入り込みました。 アダムの罪により、死が全人類に広まり、すべての人は年老いて死ぬよう定められました。 それと言うのも、すべての人が罪を犯したからです。 

13 これらの原因がアダムの罪にあることを、私たちは知っています。 というのは、もちろんアダムからモーセまでの時代にも、人々は罪を犯していましたが、神様はそのころには、ご自分のおきてを破ったかどで、彼らに死刑を宣告したりは、なさらなかったからです。――神様はまだ、彼らにご自分のおきてを与えず、また、彼らにどんな行為を望んでいるかも、告げておられなかったのです。