2 サウルと六百の兵は、ギブア郊外の、ミグロンのざくろの木付近に陣を敷いていました。
3 その中には、祭司アヒヤもいました。アヒヤはイ・カボデの兄弟アヒトブの息子で、アヒトブは、シロで神様の祭司を務めたエリの息子ピネハスの孫にあたります。ヨナタンが出かけたことは、だれひとり知りませんでした。
4 ペリシテ人の陣地へ行くには、二つの切り立った岩の間の、狭い道を通らなければなりませんでした。 二つの岩は、ボツェツとセネと名づけられていました。
5 北側の岩はミクマスに面し、南側の岩はゲバに面していました。
6 ヨナタンは従者に言いました。 「さあ、あの神様を知らない連中を攻めよう。 神様が奇蹟を行なってくださるに違いない。 神様を知らない軍隊の力など、どれほど大きかろうと、神様には物の数じゃない。」
7 「そうですとも。 おこころのままにお進みください。 お供させていただきます。」
8 「そうか。 じゃあ、こうしよう。