サムエル記上 2:30-36 JLB

30  それゆえ、イスラエルの神であるわたしは、こう宣言する。 レビ部族の一門であるおまえの家系が常に祭司となる、と約束したのは確かだが、今や、それがいつまでも続くと考えたりしたら、大まちがいだぞ。 わたしは、敬ってくれる者だけを重んじる。 わたしを軽視する者は、こちらでも軽視しよう。 

31 よいか、おまえの家系は断絶するのだ。 これ以上、祭司を務めるには及ばん。 家族全員、寿命を全うせずに死ぬのだ。 年老いる者など一人もいない。 

32 おまえらは、わたしが国民に授ける繁栄をうらやむだろう。 おまえの一族は苦難と窮乏に陥る。 だれ一人、長生きできない。 

33 かろうじて生き残った者も、悲嘆にくれて日を過ごす。 子供たちは、剣によって殺されるのだ。 

34 わたしのことばに偽りがないことを見せてやろうか。 そうだ、二人の息子ホフニとピネハスは、同じ日に死ぬことになる。

35  代わりに、一人の忠実な祭司を起こすつもりだ。 彼はわたしに仕え、わたしが告げるとおり正しく行なうだろう。 その子孫を末代まで祝福し、その一族を王の前に永遠の祭司とする。 

36 だから、おまえの子孫はみな、彼に頭を下げ、金と食物を乞うに至るのだ。 彼らはこう言ってすがるだろう。 『どうか、祭司のどんな仕事でもさせてください。 なんとか食いつないでいきたいのです』とな。」