サムエル記上 25:29-36 JLB

29 たとい、命をつけねらわれましても、まるで神様の守り袋の中にかくまわれているように、いつも安全に守られていらっしゃいます。 反対に、敵の命は、石投げの石のように、飛んで消えてしまうでしょう。 

30-31 神様がすばらしい約束をことごとく成し遂げて、あなた様がイスラエルの王に任ぜられました時、ご自分の判断で人を殺したりしたような覚えがあってはなりませんわ。 神様がこれらのすばらしいわざを成し遂げられたあかつきには、どうか、この私のことを思い出していただきとうございます。」

32  「きょう、あなたを私に会わせるためによこしてくださった、イスラエルの神様に感謝しよう。 

33 全くりっぱな良識を備えた人だ。私を人殺しの罪から守り、自分の手で復讐しようとしていたのを思いとどまらせてくれて、ありがとう。 

34 あなたに害を加えるのをとどめてくださった、イスラエルの神様にかけて誓うが、もしあなたが来てくれなかったら、ナバル家の者は一人残らず、あすの朝までに息の根を止められていたことだろう。」

35  ダビデはアビガイルの贈り物を受け取り、夫を殺したりしないから、安心して家へ帰るように言いました。 

36 アビガイルが帰宅すると、ナバルはどんちゃん騒ぎの真っ最中でした。 ぐでんぐでんに酔っていたので、翌朝まで、ダビデに会ったことについては、ひと言も話しませんでした。