サムエル記上 9:12-13-19 JLB

12-13 「ええ。 この道をちょっと行った所にいらっしゃいますわ。町の門のすぐ内側です。 ちょうど旅からお戻りになったところで、人々のために丘の上でいけにえをささげようとしておられます。さあ、お急ぎになったほうがいいわ。 せっかくお訪ねになっても、丘へ行かれたあとでは仕方ありませんもの。 あのお方がおいでになって、いけにえを祝福されたあとでないと、客人は食事ができませんの。」

14  二人は町へ急ぎました。 門にさしかかった時、丘に登ろうとやって来たサムエルに出会ったのです。 

15 神様は前日、サムエルにこう告げておられました。

16  「あすの今ごろ、ベニヤミン出身の者をおまえのところへ遣わそう。 その者に油を注いで、わたしの国民の上に立つ者としなさい。彼はイスラエルをペリシテ人から救い出すだろう。 わたしが彼らを顧みてあわれに思い、その叫びを聞いたからだ。」

17  サムエルがひと目サウルを見た時、「これが、おまえに告げた者だ。 イスラエルを治めるべき者だ」と、神様の声が聞こえました。

18  ちょうどその時、サウルはサムエルに近づいて、「先見者のお宅はどちらでしょうか」と尋ねました。

19  「わしが、そうじゃよ。 さあ、先に立って、あの丘へ登りなされ。 いっしょに食事をしよう。 明朝、あなたが知りたいことを説き明かしてから、お見送りしよう。