ヨシュア記 6:1-11 JLB

1  さて、エリコの城門は堅く閉ざされていました。 だれもがイスラエル人を恐れていたからで、人っ子ひとり出入りできないほどでした。

2  ところが、神様はヨシュアにこう命じたのです。 「おまえたちは、もう勝ったも同然だ。 町も人も、みなおまえたちのものだ。

3-4 六日間、全軍を率いて、日に一度、町の周囲を回れ。 そのあとに、ラッパを手にした七人の祭司、神の箱と続く。 七日目には七度回り、祭司がラッパを吹き鳴らす。 

5 祭司がラッパをひときわ高く、長く吹き鳴らしたら、全員、大声でときの声をあげよ。 町の城壁はくずれ落ちるだろう。 その時、四方八方から町へ攻め込むのだ。」

6-9 ヨシュアは祭司たちを召集し、指示を与えました。 すなわち、武装した人々が行進の先頭に立ち、そのあとに七人の祭司がラッパを吹き鳴らしながら続くこと、そのうしろを神の箱をかつぐ祭司が進み、さらに、護衛兵がしんがりを務めること、などです。

10  ヨシュアは命じました。 「ラッパの音以外、音を出すな。 ひと言も発してはならない。 私が『ときの声をあげよ』と言ったら、いっせいに大声で叫べ。」

11  その日、神の箱は一度だけ、町の周囲を回りました。 人々は野営地に帰り、夜を過ごしました。