ヨシュア記 7:7-14 JLB

7  ヨシュアは神様に叫びました。 「ああ神様。 エモリ人の手によって私たちを滅ぼすおつもりなら、どうして、ヨルダン川を渡らせてくださったのですか。 どうして、すでに得ていたもので、満足させてくださらなかったのですか。 こんなことになるくらいなら、ヨルダン川の東側にとどまっていればよかったのです。 

8 ああ神様。敵に背を見せてしまった今となっては、どうすることもできません。

9 カナン人や近隣の民族がこれを聞けば、攻めて来るに決まっています。 もはや全滅です。 そうなれば、神様の大いなる御名の栄誉はどうなるのでしょう。」

10-11 しかし、神様はお答えになりました。 「顔を上げて、立て。イスラエルは罪を犯したのだ。 わたしの命令に背いて、取ってはならないと命じた戦利品を盗んだのだ。 盗んだだけではない。 偽って、自分の持ち物の中に隠しているのだ。 

12 だから、おまえたちは敗れた。 これで、敗北の原因がわかったろう。 今では、イスラエルのほうが滅ぼされる運命にある。 その罪が完全に取り除かれなければ、もう、おまえとは共に歩まない。

13  立て。 みなにこう告げよ。 『各自、あすに備えて、きよめの儀式を行なえ。 イスラエルの神様である主がこう言われるからだ。だれかが神様のものを盗んだ。 この罪を処分するまで、敵を破ることはできない。 

14 明朝、あなたがたは部族ごとに進み出なさい。神様が犯人のいる部族を摘発なさるだろう。 その部族は氏族に分かれて進み出なさい。 神様が犯人の属する氏族を示してくださるだろう。 次に、その氏族は家族ごとに進み出なさい。 そして、犯人を含む家族はみな、一人ずつ前へ出るのだ。