列王紀上 1:44-45-53 JLB

44-45 しかも、ソロモン様をご自分の雌らばに乗せ、ギホンへ行かせたのです。 祭司ツァドク、預言者ナタン、それにベナヤが同行し、王の護衛隊が警護にあたりました。 ツァドクとナタンは、ソロモン様の頭に油を注いで、新しい王にしました。 一行が戻ったので、町中が喜びにわきかえっています。 あの騒がしい物音をお聞きください。 

46-47 ソロモン様はすでに王座におつきです。 国民はこぞってダビデ王に、『どうか神様が、親しく陛下を祝福してくださった以上に、ソロモン様を祝福してくださいますように。 ソロモン王を、陛下以上に栄えさせてくださいますように!』とお祝いを申し上げています。 王は床についたまま、人々の祝福のことばを受けておいでです。 

48 しかも、『わしが生きているうちに、息子の一人を選んで、王座につけてくださったイスラエルの神様を、心からほめたたえます』と言っておられるとか。」

49-50 これを聞いて、アドニヤと招待客はびっくり仰天です。 この先どうなるか、わかったものではありません。 恐ろしくなって逃げ出しました。 アドニヤは神の天幕に駆け込み、祭壇の角にしがみつきました。 

51 アドニヤが聖所に入って、いのち乞いをしていることが報告されると、 

52 ソロモンは言いました。 「礼儀正しく振る舞うなら、危害は加えまい。 しかし、そうでなければ、いのちはない。」 

53 ソロモン王はアドニヤを呼びにやり、祭壇から下ろさせました。彼が来てうやうやしくおじぎをすると、あっさり赦し、「家へ帰るがよい」と言っただけでした。