2 そのころ、まだ神殿がなかったので、イスラエル国民は、丘の上の祭壇でいけにえをささげていました。
3 王は神様を愛し、父ダビデの指示どおりに生活していましたが、一つだけ、いぜんとして丘の上でいけにえをささげ、香をたいているのが、彼の落度でした。
4 ギブオンの丘の祭壇が最も有名で、王はそこへ出かけ、千頭もの、完全に焼き尽くすいけにえをささげたのです。
5 するとその夜、神様が夢のうちに現われ、「何なりと望むものを求めよ。 与えてやろう」とお語りになりました。
6 ソロモンはこう答えたのです。 「神様は父に、とてもよくしてくださいました。 それと申しますのも、父が正直で、いつも神様に忠誠を尽くし、心からご命令にお従いしたからです。 神様はまた、王位を継ぐ子を授けるという祝福を、父にお与えになりました。
7 ああ、神様。 神様は、父に代わって、この私を王としてくださいました。 ところが、私は右も左もわきまえない、小さな子供と同じです。
8 しかも、神様が自らお選びになった国民の指導者として立てられました。 この国民はあまりにも多くて、とても数えきれません。