9 私の部下が、レバノンの山から切り出した丸太を地中海まで運び、それをいかだに組み、海岸づたいに、ご指定の場所まで運ぶようにします。 それからいかだを解き、材木をお渡しいたしましょう。 代金は食糧で払ってください。」
10 こうしてヒラム王は、ソロモン王のために、レバノン杉と糸杉の木材を必要なだけ用立てました。
11 そのお返しとして、ソロモンはヒラムに、宮廷用の食糧として、毎年、小麦七百二十万リットル、上質のオリーブ油七千二百リットルを送りました。
12 このように、神様は約束どおり、ソロモンに特別すぐれた知恵をお与えになったので、ヒラムとソロモンは平和協定を結びました。
13 ソロモンはイスラエル中から三万の労働者を集め、
14 一万人ずつ一か月交替で、レバノンへ行かせました。 それで彼らは、三か月のうち一か月はレバノンに、二か月は家にいたのです。 この仕事の監督にあたったのは、労務長官アドニラムでした。
15 ソロモンは、さらに、荷を運ぶ者七万と、山で石を切り出す者八万を集めました。