ヨハネによる福音書 21:11-17 JLB

11 こう言われて、シモン・ペテロがまっ先に飛んで行き、網を陸に引き上げました。数えてみると、なんと、大きな魚が百五十三匹……。 しかも、網はどこも破れていません。

12  「さあ、ここへ来て、朝ごはんにしなさい」とイエスはうながされます。 「ほんとうに主ですか」などとあえて尋ねる者は、一人もいません。 それほどよく、わかっていたのです。 

13 イエスはそばに来られ、パンと魚をめいめいに配ってくださいました。

14  死人の中から復活されたあと、私たちに現われてくださったのは、これで三度目です。

15  食事がすむと、イエスはシモン・ペテロを見つめておっしゃいました。 「ヨハネの子シモン。 ほかのだれよりもわたしを愛しますか。」「はい、主よ。 私があなたを愛することは、あなたがご存じです。」「それでは、わたしの小羊を養いなさい。」

16  イエスは、くり返しお尋ねになりました。 「ヨハネの子シモン。 ほんとうにわたしを愛していますか。」「はい、主よ。 私があなたを愛することは、あなたがご存じです。」「それでは、わたしの羊の世話をしなさい。」

17  イエスはもう一度、念を押されました。 「ヨハネの子シモン。ほんとうにわたしを愛していますか?」三度こんな尋ね方をされたので、ペテロは心に痛みを感じながら答えました。 「主よ。 いっさいをご存じなのはあなた様です。 私があなたを愛することは、あなたがご存じです。」「それでは、わたしの羊を養いなさい。