1 流血の町、偽りに満ち、分捕り物で腹を満たした町ニネベは、のろわれよ。
2 聞け、むちの音を。 戦車がニネベに向かって進んで来る。 車輪とひづめの音を響かせて、荒々しく通りを走り抜けて行く。 ああ、その音のすさまじいことよ。
3 騎兵が高々と振りかざす剣と槍が、きらめいている。 死人が通りに転がっている。 どこもかしこも死体、死体、死体の山だ。 人々はそれにつまずいて足がもつれ、どっと倒れる。
4 こうなったのもみな、ニネベが神様に敵対したからだ。 見た目には美しいが不誠実な町は、魅惑の女王のように、その美しさで国々を惑わし、偽りの神々を拝めとそそのかした。
5 天の軍勢の主はこうお語りになる。 「わたしがおまえに立ち向かうのは、当然のことだ。 今、おまえを裸にして、全世界におまえの恥をさらしてやる。