13 それでも、なんとか陸に近づこうと必死にこぎましたが、どうにもなりません。 突風が荒れ狂い、まともに吹きつけるのです。
14 とうとう、人々はヨナが仕えている神様に大声で祈りました。 「ああ神様。 お願いでございます。 この男のために、おれたちまで巻き添えにしないでください。 この男を海に投げ込みますが、どうぞ、おれたちを罰しないでください。 おれたちの責任じゃありません。特別なわけがあって、神様がこの男に嵐を見舞わせているのですから。」
15 彼らはヨナを荒れ狂う海に投げ込みました。 すると、どうでしょう。 嵐はぴたりと収まったではありませんか。
16 人々は神様の前に恐れをなし、いけにえをささげて、ヨナの信じていた神様に仕えることを誓いました。
17 ところで、神様は大きな魚に、ヨナをのみ込ませました。 ヨナは三日三晩、魚の腹の中にいたのです。