ルツ記 2:10-11-17 JLB

10-11 ルツはありがたくて、何と言ったらよいかわかりません。 「どうして、私みたいな者に、そんなに親切にしてくださるのですか。よそ者ですのに。」「もちろん、知っているよ。 それにあんたがご主人を亡くしてからも、しゅうとめのために一生けんめい尽くしたことや、生まれ故郷を離れて、見知らぬ国まで来たことも、何もかもな。 

12 どうかイスラエルの神様が、その翼の下に避け所を求めてやって来たあんたを祝福してくださるように。」

13  「ほんとうに、もったいのうございます。 使用人でもございませんのに、こんなにも親切にしていただいて……。」

14  昼食の時、ボアズはルツに、「さあ、いっしょにお食べ」と声をかけました。ルツが、刈り取る人たちと並んで腰をおろすと、ボアズは、食べきれないほどの食べ物を取り分けてくれました。 

15 そして、再び落ち穂拾いに立とうとすると、若者たちにこう命じてくれるのでした。「くれぐれも、あの女のじゃまはせんようにな。 束の間でも落ち穂を拾わせてやりなさい。 

16 そしてもっと拾いやすいように、わざと大麦の穂を抜き落としておくがいい。 つべこべ言ってはならんぞ。」 

17 こうしてルツは、一日中、そこで落ち穂を拾い集めました。 夕方になって、集めた大麦の穂を打ってみると、なんと三十六リットルの升に一杯分もあります。