マタイによる福音書 12:35-41 JLB

35 良い人のことばを聞けば、その人の心の中にすばらしい宝がたくわえられていることがわかります。 しかし、悪い人の心の中は悪意でいっぱいです。 

36 言っておきますが、やがてさばきの日には、あなたがたは今まで口にしたむだ口を、一つ一つ釈明しなければならないのです。 

37 いま口にすることばしだいで、あなたがたの将来は決まります。自分のことばによって、正しい者と認められるか、あるいは有罪を宣告されるか、そのどちらかになるのです。」証拠を求める人々

38  ある日、ユダヤ人の指導者とパリサイ人のうちの何人かがやって来て、ほんとうにメシヤ(救い主)なら、その証拠に奇蹟を見せてほしいと頼みました。

39  しかしイエスは、お答えになりました。 「悪と不信の時代に生きる人々だけが、証拠を要求するのです。 けれども、預言者ヨナに起こったこと以外は、何の証拠も与えられません。 

40 つまり、ヨナが三日三晩大きな魚の腹の中で過ごしたように、メシヤのわたしも、三日三晩、地の中で過ごすからです。 

41 さばきの日には、あのニネベの人々が、あなたがたをきびしく罰する側に立つでしょう。 ニネベの人々はヨナの教えを聞いて、それまでの堕落した生活を悔い改め、神に立ち返ったからです。 ところが、今ここに、ヨナとは比べものにならないほど偉大な者が立っているのに、あなたがたはその人を信じようとしません。