ヨハネによる福音書 7:19-27 JLB

19 自分ではモーセのおきてを守らないのに、どうして、おきてを破ったと、わたしを非難するのですか。 どうして命までつけねらうのですか。」

20  群衆が答えました。 「おい、気でも変になったんじゃないか。 だれがあんたを殺そうってんだい?」

21-23 「わたしが安息日に病気の人を治したら、労働をしたと驚いています。 だが、あなたがたはどうでしょうか。 モーセのおきてどおりに割礼(男子が生まれて八日目にその生殖器の包皮を切り取る儀式)を施すためには〔実際は、割礼の習慣はモーセのおきてより古くからあったのですが〕、安息日でも、平気で労働するではありませんか。 割礼の日がちょうど安息日にあたっても、別だん気にもかけず、あたりまえのように割礼を施しています。 それなら、安息日に病人を元気にしてやって、どこが悪いでしょうか? 何を根拠にわたしを非難するのですか。 

24 よく考えてみなさい。 わたしの言うことはまちがっているでしょうか?」

25  エルサレムの人々の間では、互いにこんなことが言い交わされていました。 「この人は、連中が殺そうとねらってる人じゃないか。 

26 ところがさ、今ここで、おおっぴらに話をしてるってのに、だれも何も言わないんだからな。 指導者たちも、結局は、正真正銘のキリスト様だと認めちゃったのかね。 

27 だけどさ、この人がキリスト様のわけはないよ。 どこの生まれか、身元が知れてるんだから。 キリスト様は、どこからともなく、突然、現われなさるはずだからね。」