ヨハネによる福音書 7:35-41-42 JLB

35  このことばに、ユダヤ人の指導者たちはすっかり面食らいました。「こいつは、いったいどこへ行くつもりだろう。 もしかしたら、ユダヤを出て、外地のユダヤ人や、あるいは、ひょっとして外国人に教えを伝えようとでも考えてるのかもしれないな。 

36 だが、捜しても見つけだせないとは、どういうことだろう。 それに、『わたしのいる所に来ることができない』とも言ったが、何のことやらまるで見当もつかない。」

37  祭りの最後の一番大切な日に、イエスは大声で群衆に語りかけました。 「だれでも、のどが渇いているなら、わたしのところへ来て飲みなさい。 

38 わたしを信じれば、心の奥底からいのちの水の川が流れ出ると、聖書(旧約)に、はっきり書いてあるでしょう!」 

39 〔イエスは聖霊のことを言われたのです。 御霊は、イエスを信じる人すべてに与えられることになっていましたが、この時はまだでした。 イエスが、天にある栄光の座に戻っておられなかったからです。〕

40  イエスがこう言われるのを聞いて、群衆のうちのある者は、「この人は、確かに、キリスト様のすぐ前に来るという、あの預言者だ!」と、確信をもって言いました。 

41-42 「この方こそキリスト様だ!」と言いきる者もいました。 しかし、「いや、そんなはずはない。 まさかガリラヤみたいな所からキリスト様は出ないだろうよ。キリスト様は、れっきとしたダビデ王の血筋で、ダビデ王の生地ベツレヘムの村に生まれると、聖書(旧約)に、はっきり書いてあるんだからな」と主張する者まで現われました。