ルカによる福音書 10:34-40 JLB

34 急いでそばにひざまずき、傷口に薬をぬり、包帯を巻いて応急手当をしました。 それから、自分のろばに乗せ、宿屋まで運んで、一晩中、看病してあげました。 

35 翌日、宿屋の主人に六千六百円渡し、『あの人を介抱してあげてください。 足りない分は、帰りに寄ってお払いしますから』とくれぐれも頼みました。

36  この三人のうちだれが、強盗に襲われた人の隣人になったと思いますか。」

37  「もちろん、親切にしてやった人です。」この答えを聞くと、イエスは言われました。 「そのとおりです。 あなたも同じようにしなさい。」

38  エルサレムへの旅の途中で、イエスはある村に立ち寄られました。その村のマルタという名の婦人が、喜んで一行を家に迎えました。 

39 マルタにはマリヤという妹がおりました。 マリヤは座り込んで、イエスの話にじっと聞き入っていました。

40  一方マルタはというと、てんてこ舞の忙しさです。 「どんなごちそうで、おもてなししようかしら。 あれがいいかしら、それとも……。」気を使うことばかりです。 とうとうイエスのところへ来て、文句を言いました。 「先生。 私が、目が回るほど忙しい思いをしているのに、まあ、どうでしょう。 妹ったら、何もしないで座ってるだけなんですから。 不公平じゃございません? 少しは手伝いをするように、おっしゃってくださいな。」