3 私たちに日々必要な食物をお与えください。
4 私たちの罪をお赦しください。私たちも、私たちに罪を犯した者を赦します。私たちを誘惑に会わせないでください。」
5-6 祈りについての教えはまだ続きました。 それが、このたとえ話です。「真夜中に、どうしてもパンを三つ借りなければならなくなって、友達の家に駆けつけたとします。 戸をどんどんたたき、大声を張り上げて、『迷惑をかけてすまないけど、突然のお客でねえ。 あいにく、家には一切れのパンもないんだよ。 お願いだから貸してくれないか』と頼みます。
7 友達は何と答えるでしょう。 中から、『おいおい、かんべんしてくれよ。 いま何時だと思ってんだい。 戸じまりもしてしまったし、もうみんな寝てるんだ。 何も出してやれないよ』とどなり返すだけかもしれません。
8 だが、これだけは言えます。 友達だからというのでは何もしてくれなくても、しつこくたたき続けるなら、その根気に負けて、必要な物をみな出してくれるでしょう。
9 祈りも同じです。 あきらめずに、求め続けなさい。 そうすれば、与えられます。 捜し続けなさい。 そうすれば、見つかります。 戸をたたきなさい。 そうすれば、開けてもらえます。
10 求める人は与えられ、捜す人は見つけ出し、戸をたたく人は開けてもらえるのです。