1-2 ある安息日のこと、イエスはパリサイ派の指導者の家に入られました。 パリサイ人たちは、その場にいた水腫の男をどうなさるかと、息をこらし、目をさらのようにして、イエスを見つめました。
3 するとイエスは、回りに立っているパリサイ人や法律の専門家たちに、「ところで、安息日に病気を治すことは、おきてにかないますか。 それとも……、違反でしょうか」とお尋ねになりました。
4 だれも、押し黙って答えません。 イエスは男の手を取り、病気を治してあげると、すぐに家にお帰しになりました。
5 それから、面と向かってパリサイ人たちにお尋ねになりました。 「あなたがたのうちで、安息日に絶対働かない者がいますか。 息子や牛が穴に落ちたら、安息日だろうが何だろうが、すぐに引き上げてあげるのではありませんか。」
6 今度も、あえて答える者はいませんでした。自分から名誉を求めるな
7 イエスは、宴会に招かれた人たちがみな、少しでも上席に座ろうとしているのに気づいて、こう忠告なさいました。
8 「結婚披露宴に招かれた時、いつでも上席に座ろうとしてはいけません。 あなたよりもっと名誉ある人が招かれていた場合のことを、考えてごらんなさい。 その人が姿を見せたら、