ルカによる福音書 16:16-22 JLB

16 バプテスマのヨハネが現われて教えを説き始めるまでは、モーセの律法と預言者たちのことば(旧約聖書)が、あなたがたの指針でした。 しかしヨハネ以後は、神の国のすばらしい知らせが宣べ伝えられ、大ぜいの人がむりにでも入ろうと、押し合いへし合いしています。 

17 だからといって、おきてのどんな細かい部分も、効力を失ったというわけではありません。 たとい天地が滅びようと、神のおきてはびくともしないのです。

18  だから、妻を離縁してほかの女と結婚する者は、姦通罪を犯すことになり、離縁された女と結婚する者も同罪なのです。」

19  イエスは話を続けられました。「金持ちがいました。 きらびやかな服を着、ぜいたくざんまいの暮らしでした。 

20 ある日のこと、その家の門前に、ひどい病気にかかったラザロというこじきが横になっていました。 

21 金持ちの家の食べ残りでもいい、とにかく食べ物にありつきたいと思っていたのです。 かわいそうに、犬までが、おできだらけのラザロの体をなめ回します。 

22 やがて、このこじきは死にました。 御使いたちに連れられて行ったのは、生前神を信じ、正しい生活を送った人たちのところでした。 そこで、アブラハムといっしょにいることになったのです。 そのうち、金持ちも死んで葬られましたが、