6 イエスのお答えはこうでした。「ほら、あそこに桑の木があるでしょう。 小さな、からしの種ほどの信仰でもあれば、あの木を根こそぎ海の中へ投げ込むことぐらい、ぞうさもないことです。 そう命令しさえすれば、たちまちそのとおりになります。
7-9 ところで話は変わりますが、畑を耕すか、羊の番をするかして一日中働いた奴隷が、帰って来るなりどっかと腰をおろし、食事を始めるなどということがあるでしょうか。 まず主人の食事のしたくをし、給仕をすませ、それからようやく、自分の食事をするのが普通です。 しかも、そうしたからといって取り立てて感謝されるわけでもありません。 当然のことをしたと思われるだけです。
10 あなたがたがわたしに従って来るにしても同じことで、特別ほめられることではありません。 義務を果たしているにすぎないのですから。」
11 一行はエルサレムを目指して進み、途中サマリヤとガリラヤの境を通りました。
12 ある村に入ると、十人のらい病人がずっと向こうのほうから、
13 大声で、「イエス様ーっ! どうぞお助けを!」と叫びました。
14 イエスはそちらに目をやり、「さあ、祭司のところへ行き、らい病が治ったことを見せてきなさい」と言われました。 そのとおり出かけて行くと、途中で、らい病はきれいに治りました。