ルカによる福音書 18:10-16 JLB

10  「二人の男が祈るために神殿へ行きました。 一人は自尊心が強く、あくまでも自分を正しいと主張するパリサイ人、もう一人は、人のお金をだまし取る取税人でした。 

11 高慢なパリサイ人は、胸を張って祈りました。 『神様。 ありがとうございます。 私はほかの連中、特に、ここにいる取税人のような罪人ではありません。 人をだましたこともなければ、姦淫したこともありません。 

12 一週間に二回は必ず断食し、全収入の十分の一もきちんと献金しています。』

13  一方、取税人は遠く離れて立ち、目を伏せ、悲しみのあまり胸をたたきながら、『神様。 罪人の私めを、あわれんでください』と叫びました。 

14 よく言っておきますが、罪を赦されて帰ったのは、パリサイ人ではなく、この罪人のほうです。 高慢な者は卑しい者とされ、謙そんな者には大きな名誉が与えられるからです。」

15  ある日のことです。 イエスにさわって祝福していただこうと、人々が子供たちを連れて来ました。 ところが弟子たちは、じゃまだとばかり、追い返そうとしました。

16  するとイエスは、子供たちを呼び寄せ、弟子たちに言われました。「いいから、子供たちを自由に来させなさい。 追い払うなんてとんでもありません。