21 ユダヤにいる人たちは山へ逃げなさい。 エルサレムにいる人たちは市外へ逃げなさい。 地方の人たちは都に逃げ込んではいけません。
22 神のさばきの日だからです。 預言者が書いた聖書(旧約)のことばどおりのことが起こるのです。
23 その日、妊娠している女と乳飲み子をかかえた母親は、ほんとうに気の毒です。 この国に大きな苦難がふりかかり、神の怒りが下るからです。
24 人々は敵の手にかかってむごい殺され方をするでしょう。 また捕虜となって多くの国々に連れ去られたり、追放されたりする人もいます。 エルサレムは占領され、神の恵みの時が来て、外国人の勝利の期間が終わるまで、外国人に踏みにじられるのです。
25 それから、天に不思議な現象が起こります。 太陽と月と星には不吉な前兆が現われ、地上では荒れ狂う海と高潮のために、諸国民はおじ惑い、大騒ぎとなります。
26 人々は、何か、とてつもなく恐ろしいことが起こるのではないかという不安にかられ、意気阻喪します。不動と信じられていた天そのものが揺れ動くのですから、むりもありません。
27 その時、地上にいる人々は、メシヤのわたしが、雲に乗り、力と輝かしい栄光を帯びてやって来るのを見るでしょう。