1 日曜日の明け方早く、待ちかねた婦人たちは香油を持って墓に急ぎました。
2 着いてみると、どうしたことでしょう。 入口をふさいであった大きな石が、わきへ転がしてあるではありませんか。
3 中へ入って見ると、主イエスの体は影も形もありません。
4 「いったい、どうなってるのかしら。」きつねにでもつままれたような気持ちです。 すると突然、まばゆいばかりに輝く衣をまとった人が二人、目の前に現われました。
5 女たちは、もう恐ろしくて恐ろしくて、顔も上げられません。 地に伏したまま、わなわな震えていました。 その時、二人が声をかけました。 「なぜ生きておられる方を、墓の中で捜しているのです。
6-7 あの方はここにはおられません。 復活なさったのです。 まだガリラヤにおられたころ、何と言われましたか。 メシヤ(救い主)は悪い者たちの手に売り渡され、十字架につけられ、それから三日目に復活する、と宣言なさったではありませんか……。」